GW中盤 旧前田家本邸
信州から帰ってきて、ぽっかりと空いてしまったGW中盤
生憎の天気でしたが、前から行ってみたかった駒場公園の旧前田家本邸に行ってきました。
加賀百万石で有名なあの前田家の第16代当主、前田利為侯爵が昭和初期に建てた大邸宅です。
重厚で豪華なつくりはさすがというよりありません。
戦後は連合国軍に接収され、接収が解除されたのは昭和32年とのこと。
接収解除後に長い月日をかけて現在の姿まで改修復元を行ったとのことです。
こうした古い歴史のある建物はできるだけそのままの姿で残していってもらいたいものですが、新技術の開発と需要の低下で、手仕事を主とした様々の種類の職人さんが減っていますし、技術の継承も行われず消えていった貴重な技術も多いと聞きますので、これから先の維持管理はますます難しくなっていくのでしょうか。
ちなみに今回の個人的ハイライトはこちら、
ダイニングルーム(小)です。
侯爵家の家族で食事をする際に使用されたお部屋とのこと。
実際に邸宅で使用されていたシルバーカトラリーも展示されており、加賀梅鉢の家紋入りのシルバーなど銀器好きの私には興味深いお部屋でした。
ちなみに前田家では英国の名門シルバーメーカー、マッピン&ウェッブのカトラリーを使用していたとのことです。
たくさんの来客があったでしょうから、晩餐会用のカトラリーだけで膨大な量だったと思います。
きっと銀磨き専門の使用人がいたのでしょうね。
駒場公園は横浜からは少々遠いですが、おちついた環境でとても楽しめました。
古い洋風建築がお好きなら、一度足を運んでみては?
入館無料です。