横浜おさんぽ日記~毎日紅茶で時々骨董~

西のほうから横浜に流れ着いて3年。見処いっぱいの横浜の街をブラブラする閑人のブログ。好物は紅茶とアンティーク。

像花にあらざる時は夷狄にひとし。

 

心花にあらざる時は鳥獣に類す。

 

夷狄を出、鳥獣を離れて、

 

造化にしたがひ、造化にかへれとなり。

 

 

 

 

 

コロナの第5波がひと段落した昨年末は、街中も賑わいを少しづつ取り戻しすこし明るさが見えていきたかなと感じていましたが、

 

年が明けると一転、オミクロン株の急激な感染拡大でまた振り出しに戻った感があります。

 

物価の上昇もひどいですし、この先が思いやられることばかり。

 

何か明るい話題でもないかね・・・

 

と考えていた時に思い出したのが上の言葉。

 

 

 

芭蕉の“笈の小文”の一文

 

 

 

目に映るものが美しく感じられないのなら、それは貴方の心が野蛮だからだ

 

心に描くものが美しくないのであれば、それは貴方が獣とおなじだからだ

 

野蛮であること、獣であることから抜け出して、

 

あるがままをうけいれて、天地自然の営みにかえりなさい。

 

 

 

という意味みたいです(たぶん)。

 

 

 

たくさんの情報が嫌が応にも流れ込んでくる今日この頃、

 

身の回りにあるかわらぬ営みにもっと目を向けることが必要かもしれません。