アール・ヌーヴォー
アール・ヌーヴォーと聞いたとき、誰の名前を思い浮かべますか?
エミール・ガレ?
ルネ・ラリック?
エクトール・ギマール?
ドーム兄弟?
それとも、サラ・ベルナール?
それぞれ、時代を彩った偉大な業績を持つ人々と思いますが、ごく個人的感覚では日本人の大半が思い浮かべるのが、
アルフォンソ・ミュシャ
の名前だと思うのです。
日本でもとても人気のある画家で、頻繁に展覧会が開催されるので目にしたことのない人の方が少ないのではないでしょうか。
与謝野晶子のみだれ髪の装丁画を描いた藤島武二や、ファイナルファンタジーシリーズのイメージイラストを手掛ける天野喜孝氏の絵にもミュシャの影響を見ることができると思います。
来月からは渋谷で展覧会が始まるようなので、一度行ってみたいと思っています。
アールヌーヴォーもミュシャも大好きですからね。
ということで、自宅の玄関に飾ってみました。
ルフェーブル・ユーティルのヴァニラゴーフルの箱ラベルです。
当時のゴーフルがどれ程、高級品だったかが忍ばれるというもの。
今のお菓子売り場ではなかなか見られない豪華なデザインです。
こんなパッケージのお菓子があったら思わずジャケ買いしちゃいそうですね。
ちなみにこれは、一番気に入っているティースプーン。
これでもかとアール・ヌーヴォーしてますね。
19世紀末のフランスで作られたものと思うのですが・・・
お菓子のパッケージや一本のスプーンに、これだけの技術と美意識を込められる文化には何はともあれ敬意を表したいと思うのです。