横浜おさんぽ日記~毎日紅茶で時々骨董~

西のほうから横浜に流れ着いて3年。見処いっぱいの横浜の街をブラブラする閑人のブログ。好物は紅茶とアンティーク。

建物探訪

じめじめしていますが気温が低いので汗まみれになることもなかろうと、重い腰を上げてお散歩がてら出掛けてみました。

そしてたどり着いたのがこちら。

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これだけでわかったらマニアだと思います。

ヒントはレリーフの真ん中の紋様。



わかりましたか?




はい、正解はこちらー
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旧岩崎邸でしたー。

三菱財閥の3代目、岩崎久弥氏によって建てられ明治29年に竣工した邸宅ですねー。


場所は上野から不忍池を越えてすぐです。
横浜からは少しありますが、ギリギリ散歩圏内ということで。


写真のレリーフの紋様は、岩崎家の家紋"三階菱"です。


残念ながら外装の修復工事の為、年内は工事用の幕で覆われていましたが、内部は問題なく公開中です。


ちなみに入場料¥400也。

くっ!!





やっぱり横浜の洋館群の入場無料ってありがたい。




さて、内部ですが天井が高く内装も豪華で素晴らしい造りです。
天井の刺繍絵や、金唐革紙の壁紙など当時の技術と贅を尽くした内装にため息が出ますね。

昔の職人の技ってすごいですね。


残念ながら写真撮影は禁止でした。

昔は写真撮れたらしいのですが、某NHKの歴史ドラマのロケ地となって以降、禁止となったそうです。



ご迷惑をかけたお馬鹿さんでもいたのでしょうかね?かね?



ちなみに離れにスイスの山小屋風の撞球室がありますが、こちらは本邸と地下通路で繋がってのいるそうです。


うーん、明治浪漫溢れるお話!!

地下通路とか秘密の扉とかドキドキしますねー。


綾辻行人館シリーズとか大好きなんですよねー。




でも、地下通路は非公開でした。

残念、無念。



建設当時からするとだいぶ規模が小さくなっていますが、今後も是非維持してもらいたい立派な建築でした。


お近くに来られた際は是非、寄ってみて下さい。
入館有料¥400です。





帰りはのんびり日本橋まで歩きましたが、二度ほどメイドに声を掛けられました。


あ、すいません。私、そっちの属性無いんで。


ヴィクトリアンは好きですけどねー。