紳士のシンボル?
横浜に越してきてからすっかりお散歩が趣味になってしまったようで、休日はなにかと目的を見つけて出歩いております。
休日に山下公園から山手あたりにかけてをフラフラしておりますと、やはりお散歩コースとしても人気なのか色々な人とすれ違うことになるのですが、そんななかでも目を引かれる方々と行き交うことがあります。
もちろんジロジロ見たりはしませんよ。
万が一、間違って目があってしまっても微笑んで会釈してすれ違うだけです。
嘘です。たまたま目があったふうで、そっと目をそらします。
たいてい目を引かれるのって、いいカンジにお年を召された老紳士やご婦人なんですけどね。
あぁ、この人たちはきっと良い人生を積み重ねてきたんだろうなぁと勝手に想像して、自分も豊かな老後を迎えたいものだのぅと思うわけです。
・・・まだ当分先ですかねぇ。
先日はとても素敵な方をお見かけしましたよ。
まだ桜の咲いていない春先でしたのでジャケットに中折帽の老紳士でしたが、姿勢よくステッキを手に颯爽と歩く姿はそれは格好良かったですね。
足が悪い様子もなかったのでステッキはお洒落だったのではないかと思います。
ステッキって今では足の悪い方の持つものというイメージがあると思いますが、100年前は富の象徴だったりお洒落アイテムだったわけですからね~。
ウィンストン=チャーチルの写真でもステッキを持ってる姿を見ますし、私のイメージでは英国紳士=ステッキというイメージがあります。
ステッキが似合う老紳士。憧れちゃいますね~。
ということで、手にいれてみました。
フランスの老舗Fayet社のシルバーハンドルのステッキです。
ハンドルはSTERLING。デザインはアールデコ。
アンティークではない新しいものですが、たまたま破格のお値段で手にいれる機会がありましたので、ついつい手を出してしまいました。
早くこれが似合う大人になりたいものです。
いつになることやら・・・
映画"キングスマン"では英国紳士には傘!という感じで描かれていましたが、ロンドンではあまり傘をさす人がいないと聞いたことがあります。
細く巻いた傘をお洒落で持つのが格好いいのであって、傘をさすのは粋じゃない!というのが英国紳士の感覚らしいです。
確かにFOXの細巻きの傘は格好いいですけど・・・
でも、それだったらステッキでも良いのでは?