オススメの良作
冬の晴天、きれいな青空が広がる土曜。
みなとみらいに映画を観に行って来ました。
良い陽気でしたがコロナウィルスの影響で人通りは少なめです。
いいニュースが少なく、なんとなく暗い気持ちになりがちなので、気持ちが明るくなるような作品がよかろう、
と選んだのは、
ジョジョ・ラビット
WW2末期のドイツに生きるナチズムに傾倒する10歳の少年を巡る世界を描いた作品。
こう書くとちっとも気持ちが明るくなるような作品には思えないですが、
ナチズムの蔓延るドイツを10歳の少年の視点から、ファンタジックに描くことで珠玉のブラック・コメディーに仕上がっています。
出演者も素晴らしく、
ジョジョ役のローマン・グリフィン・デイヴィス
ユダヤ人少女役のトーマシン・マッケンジー
監督でヒトラー役のタイカ・ワイティティ
ナチ親衛隊大尉役のサム・ロックウェル
そしてジョジョの母親役のスカーレット・ヨハンソン
どの登場人物もとても魅力的に描かれています。
そして一番印象に残ったのは、
ナチズムを主題にしているにも関わらず、
一貫して"悪"や"正義"が声高に主張されたり、表現されたりしていないこと。
あくまで10歳の少年が見ている世界を描くことでファンタジーにも関わらず、リアリティを狙った戦争映画よりも正確に、身近な"善と悪"を表現しているように思います。
オススメの一作です。
是非