初秋のポタリング
日曜日の昼下がり、すっかり涼しくなった風を感じながらポタリングに出てみました。
特に行き先は決めずに出たのですが、グータラの本領を遺憾無く発揮すると、あら不思議 元町まで来てしまった。
高台にある自宅を出て登り坂を避けて進んでいくと、地形的にどうしてもこの辺に辿り着いてしまうのです。
尤も帰りはひたすら登りになるのですが・・・
まぁ、来てしまったものは仕方なし、と元町から山手にへの急な坂を上がって久しぶりに訪ねてみました。
外交官の家
三階の塔に上れないのが残念です。
内部に入りますとダイニングやリビングは窓が少ないからか少し暗めですが、なかなかに重厚な造りで外交官の住んだ家と言われると納得してしまう雰囲気があります。
山手の他の洋館とは少し違った趣で大変よろしい。
そして素敵なベッドルーム
2階は1階に比べて窓が多いせいか少し明るいですが、こちらも落ち着いた雰囲気で就寝前の時間をゆったりと過ごせそうです。
尤も布団でゴロゴロしながら本を読むのが好きな私には、やっぱり寝室だけは畳敷がいいですが。
ちなみに山手の洋館群7邸のうち、この外交官の家だけが日本人の為に設計されたものです。
明治時代の外交官、内田定槌氏の依頼でアメリカ人の建築家J.M.ガーディナー氏が設計した渋谷の邸宅を1997年に移築したものとか。
なんか、他の洋館とは雰囲気がちがうなぁと感じたのはそれが理由かもしれませんね。
それぞれの来歴を知ると今まで見えてこなかったものが見えてきて面白いです。
のんびり過ごした、秋の休日でした。
帰路の登りは相変わらずキツい。